ネットショップ無在庫の全体像とQ&A

 

本教材では、ネットショップで中国輸入の商品を無在庫で販売するための全体的な流れと、それを実践するにあたってよくある質問について解説します。

 

私が実際に取り組んでいる手法をそのまま流れとして一通り紹介した後に、これまで数百人以上の方にアドバイスを行ってきた中で初心者は解決しておくべき悩みを厳選してまとめました。

 

明日から始まる「ネットショップ無在庫メール講座」で学ぶ内容をより確実に理解できるようにするための予習教材として活用してください。

 

 

ー目次ー

1.ネットショップで無在庫を実践する流れ

2.無在庫を成功させるための鉄則

3.ネットショップ無在庫のよくある質問

 

 

 

ネットショップで無在庫を実践する流れ

 

ネットショップを無在庫で成立させるための準備に専門的なスキルは必要はありません。

 

以下の項目に沿って準備、作業を進めてください。

 

1.アリババ(1688)に登録する

2.ネットショップ(BASE)を作成する

3.集客用のSNSアカウントを開設する

4.ショップのジャンルとコンセプトを決める

5.アリババの商品をショップに登録する

6.出品した商品をSNSで宣伝する(ツイート)

7.一定の反応があったツイートを分析する

 

それでは1つずつ解説していきます。

 

 

アリババ(1688)に登録する

 

まずは商品の仕入先でもあるアリババの登録を行います。

 

以前までは、登録していない状態でも商品を検索することが出来ていたのですが、現在はログイン状態でなければ検索できないことがあるため、会員登録は済ませておきましょう。

 

ちなみに会員登録は無料。

 

【全部教える】中国輸入はアリババを使うと月収20万円以上も余裕!

 

アリババの会員登録と基本的な利用方法は、こちらの記事を参考にしてください。

 

※SMS認証ができる電話番号が必要です。

 

 

ネットショップ(BASE)を作成する

 

今回の手法では、メルカリやヤフオク、Amazon等ではなく、ネットショップ作成サービス「BASE」を利用して販売を行います。

 

無料でBASEを使ってネットショップを作成する方法は、以下の記事を参考にしてください。

 

簡単無料のネットショップBASE(ベイス)の始め方と管理

 

 

無在庫取引によるトラブルを防止するために、有名どころのフリマアプリやショッピングサイトは無在庫を規約上禁止としているため、ネットショップ以外で実践することはできません。

 

中には「Yahooショッピングは無在庫を禁止しているが、バレないのでやっちゃいましょう」と言っている方もいます。

 

確かに、現状のYahooショッピングの管理方法だと、バレる可能性は非常に低いと言えるでしょう。

 

ただ、メルカリを含む今までのプラットフォームにおいて、必ずどこかのタイミングで無在庫販売がほぼ100%できなくなるような対策が行われていることから、Yahooショップも例外なく無在庫販売を排除する動きは徐々に強まってくるはずです。

 

その点、BASEで無在庫販売を実践中に、BASEが「無在庫販売を禁止します」と規約を変更したところで、ショップのドメインを持って別のショップ作成サービスもしくはワードプレスに移行してショップを再開すれば良いだけ。

 

自分と購入者以外の第三者によって自分の収入が減少することがない、理想的なビジネスモデルと言えるでしょう。

 

 

集客用のSNSアカウントを開設する

 

SNSアカウントの集客とは、TwitterやInstagramでショップ名のアカウントを作成して出品中の商品を宣伝することです。

 

アクセスがないネットショップにアクセスを集めるために、SNSの活用は必要不可欠な時代だと言えるでしょう。

 

Twitterの活用方法については、以前公開した「Twitterの集客術メール講座」で無料で学ぶことができます。

 

以下のリンクよりぜひ一度、SNS集客の重要性を学んでみてください。

 

【Twitter集客術メール講座参加フォーム貼り付け】

 

 

ショップのジャンルとコンセプトを決める

 

これから販売したい商品のジャンルを決め、どんな人に買ってもらいたいのかを考えながらコンセプトを決めていきましょう。

 

例えば、アクセサリーを販売してみたいのなら、

 

・メンズなのかレディースなのか?

・カジュアルなのかフォーマルなのか?

・チャイナ風なのかアメリカン風なのか?

・価格帯はどのくらいにしたいのか?

 

などなど、ネットショップを始めたばかりの頃は特に、よりジャンルを絞り込んでニッチ市場に参入することが重要です。

 

次に、「どんな人に買ってもらいたいのか?」を考え、コンセプトを決めてください。

 

例えば、

・馬鹿でかいアクセサリーをつけたい

・遊園地で映えるようなアクセサリーをつけたい

・海っぽいデザインのアクセサリーがほしい

 

このように、本当に一部の方に刺さるようなコンセプトを決めましょう。

 

たくさん売りたいから、あれもこれもと広げすぎてしまうと、結果として誰にも魅力的に見えない中途半端なショップとなってしまいます。

 

物販で失敗してしまう方の大半は、この段階でこのようなミスをしがちです。

 

 

アリババの商品をショップに登録する

 

ここまできたら、あとはアリババの商品をネットショップに出品していくだけです。

 

先ほど決めたジャンルとコンセプトに沿った商品のみをアリババで探して、最低数十品程度は出品していきます。

 

写真はアリババで掲載されている写真をキャプチャ保存し、素材やサイズはGoogle翻訳で確認しながらネットショップに入力していきましょう。

 

このようにして出品した商品が実際に売れた場合には、中国からの輸入を代行してくれる「中国輸入代行業者」を利用してください。

 

現在も私が利用している代行業者「BANRI」で良ければ、以下の記事を参考にしながら利用してみてください。

 

中国輸入代行BANRIのレビューと登録方法【神サービス】

 

ちなみに、より確実に売れるネットショップを作るなら、メルカリで販売している商品をそのままネットショップにも有在庫として出品することをおすすめします。

 

有在庫と無在庫の商品がどちらも出品されている状態ですね。

 

有在庫を安めに設定し、無在庫との価格差で心理的に商品を売れやすくしたり、売れ筋の有在庫商品を看板にしてショップにアクセスを集めることも可能です。

 

 

出品した商品をSNSで宣伝する(ツイート)

 

ネットショップに商品を出品するだけでは中々売れてくれないため、SNSで商品を宣伝して多くの人の目に届くようにする必要があります。

 

そこで最も効果的なのが、Twitterで商品宣伝の投稿(ツイート)をすること。

 

基本的なスタイルとしては、①宣伝した商品のメイン画像②100文字程度の紹介文③ショップへのリンク

 

これら3つが入っている型でどんどんツイートを量産してください。

 

始めはあまり深く考えずにひたすら文言を変えながらツイートし続けることをおすすめします。

 

中には「商品の魅力を説明できる自信がない、、、」と不安になっている方を大勢見てきましたが、そのような方は「既にある程度売れている同ジャンルのショップの文章を真似する」これを実践してみてください。

 

全く同じ文章はもちろん避けるべきですが、一部分を真似したり参考にする程度なら、むしろどんどん取り入れていくべきでしょう。

 

そうすることによって、効果のある単語や言い回しを発見できるようになるはずです。

 

 

一定の反応があったツイートを分析する

 

商品宣伝のツイートをする上で重要なことは、反応があったツイートを集めて分析することです。

 

反応が良かったツイートの分析を繰り返し「反応が良いツイートの型」というものを見つけることで、徐々にツイートのコツを掴めるようになるでしょう。

 

分析の方法としては、まずは適当にツイートを量産し、いいねやリツイートを一定数貰えているツイートをストックする。

 

ストックしたツイートが数十件になったところで、共通する部分を探して書き出す。

 

次のツイートからは、その共通する部分を取り入れてツイートを続ける。

 

そして、更に反応が良いツイートをストックして分析をする。

 

ひたすらこの手順を繰り返すだけ。

 

大量にストックした後に分析することにより、何が良くて何が悪いのか、その共通点に気付きやすくなるメリットがあります。

 

ツイートする度に分析しようとしても比較対象がないため、まずは大量にツイートをすることを心がけてください。

 

エクセルなどに以下の項目でストックしていくと、分析もやりやすくなるはずですよ。

 

1.反応の良かったツイート文

2.いいね、リツイートの数

3.投稿日時

 

 

 

無在庫を成功させるための鉄則

 

ネットショップ無在庫を成功させるためには、以下の意識は必要不可欠となります。

 

1.集客は続けることで効果が発揮される

2.ジャンルとコンセプトの一貫性を徹底する

3.客単価を高めて薄利多売にはしない

4.在庫管理を定期的に行う

5.全体を通してとにかく続ける

 

それでは1ずつ見ていきましょう。

 

 

1.集客は続けることで効果が発揮される

 

SNSやブログで集客活動を行う上で、絶対に成果を焦ってはいけません。

 

集客というものは「1日作業をしたから今日はこれだけのアクセスがあった」と作業量と成果を比例させて考えることは適切ではないのです。

 

実際に、私のSNSやブログも集客を始めてから数ヶ月は全くの0状態が続きました。

 

もう辞めてしまおうかな、、、と思った回数なんて数えきれません。

 

ただ、それでも成果が出ることを信じて続けたことで、毎日1人2人とアクセスを集められるようになったのです。

 

ここまでは毎日欠かさず何かしらの作業をしていました。

 

しかし、それからアクセスが徐々に増えるようになり、毎日10人以上の集客ができるようになった頃には、1日、2日と集客に関しては何もしない日が増え、今ではブログを1ヶ月丸々更新しなくても毎日1500人以上の読者が集まり、そこから10〜30人程度の集客ができる状態になっています。

 

Twitterも、1日3ツイートのみで数十人の方が私のブログやメルマガにアクセスしてくれるようになりました。

 

これからの経験から、私は以下のようなステップで集客効果と作業量が推移していくことを確信しています。

 

集客活動(初期):作業量の割りに集客効果が薄い

集客活動(中期):作業量を上回る集客力が期待できる

集客活動(後期):ほぼ作業なしでも自動的に集客してくれる

 

 

2.ジャンルとコンセプトの一貫性を徹底する

 

先ほどもお話しした通り、これから運営するネットショップで取り扱うジャンルと、どんな人に購入して欲しいかというコンセプトに一貫性を持たせることが重要です。

 

あれもこれもと、自分好みの商品を並べた流行らない雑貨屋にならないように注意してください。

 

ある程度ショップを運営しても全く売れないのなら、ジャンルやコンセプトそのものを見直してみましょう。

 

 

3.客単価を高めて薄利多売にはしない

 

個人が物販をする上で、宣伝資金や作業量には限界があります。

 

そんな中で毎日のように20個も30個も売れる企業レベルのショップに育てるのは至難の技。

 

顧客1人1人に丁寧に対応できる個人だからこそ、1商品あたりの利益を高めることを意識して、少ない販売数でも成り立つショップにしなければいけません。

 

ただし、高い価格に設定している商品を購入してもらうためには、そのショップの世界観やユーザーの所有欲などを刺激する必要があるため、ショップのジャンルとコンセプトに一貫性を持たせることが非常に重要になってくるのです。

 

極端な例ですが、ルイヴィトンで販売されている効果な商品の中に、デザイン料や人件費を大幅に削って数千円の価格帯の商品を混ぜてしまうとどうでしょうか?

 

高価で特別な「周りに自慢できるルイヴィトン」という商品が欲しい人からすると、誰でも所有できる安価なルイヴィトンには価値を感じなくなるはずです。

 

その逆に100円均一のショップが「商品によっては100円ショップ」になると全く行ってみたいと思えませんよね。

 

価格以外で例を出すと、猫が大好きで猫用の商品が欲しい人は、猫と犬の商品を半々で販売しているショップよりも、猫のことだけを考えて猫に特化した商品を販売しているショップで買いたくなるはずです。

 

ターゲットは狭く濃くを意識することによって、客単価も自然と上がっていくでしょう。

 

 

4.在庫管理を定期的に行う

 

無在庫で販売するわけですから、昨日までアリババで販売されていた商品が今日になって販売を終了していた、なんて事態も十分に想定されます。

 

せっかく売れたのに輸入することが出来なければ、大きな利益損失でしかありません。

 

そうならないために、ネットショップに出品した商品の取り扱いについては、定期的にチェックする必要があります。

 

ただ、毎日1個1個URLを開いて在庫があるかどうかを調べるのは大変な労力でしょう。

 

そこで、こちらの「複数URLオープナー」のようなツールを利用して、管理の簡略化を常に考える必要があります。

 

こちらのツールは一度に10〜15件のURLを一度に開くことができるため、ショップに100件の商品を出品していたとしても、7回起動するだけで在庫の有無を確認することができます。

 

在庫管理の簡略化を徹底することにより、無在庫ショップの利益損失を防げるとともに、リサーチや集客作業に十分な時間を割くことができるでしょう。

 

 

5.全体を通してとにかく続ける

 

はっきり言ってしまうと「とにかく続けること」これが全てです。

 

成功するには継続することが大切というのは、多くの成功者が言っていることなので、一度は聞いたことがあるかもしれません。

 

ただ、ここでありがちな失敗は「自分の好きなことだけを継続すればいい」と考えてしまうことです。

 

確かに続けていることに間違いはありませんが、成果というものは様々な要素の相乗効果で得られるものなので、その物事を成功させるために必要なこと全てを継続することが本当の「継続する」と言うことなのです。

 

例えば、リサーチや集客活動を一切無視してショップに商品を登録するだけだと、商品数は充実するものの誰にも見てもらえませんよね。

 

水泳でクロールの練習だけを続けても、ターンの方法やコンディションを整えるための筋トレやストレッチの方法を知らなければ、大会で通用する泳ぎはできないはずです。

 

物販に限らず、何か1つのプロになるためには、その1つを伸ばすための複数の要素を一通り極めることを意識して取り組んでみてください。

 

 

 

ネットショップ無在庫のよくある質問

 

最後に、ネットショップ無在庫を実践している方から多く寄せられたよくある質問について答えていきます。

 

躓きやすいポイントを厳選しているので、今後の活動の参考にしてください。

 

不良品による返品、交換希望があった時の対応方法は?

客単価を上げていれば利益も大きく、1度の返品交換程度は想定の範囲内です。

また。代行業者によってはしっかり検品してくれるため、その時点で不良品に気付いてくれることがほとんどです。

 

輸入だと注文から購入者に届くまで日数がかかりますが大丈夫でしょうか?

商品詳細に「受注生産のため」「輸入商品のため」等と記載しておけば、購入者からは理解を得られるはずです。実際に輸入商品を扱っている方で成功しているショップも多く見受けられます。

 

価格を高くすると売れないと思うのですが、、、

そもそも低価格=売れるという考え方が誤りであり、価格が安くなければ売れない原因は、ショップのジャンルとコンセプトを明確にしていないからです。本教材のジャンルとコンセプトについて解説している部分を参考にしてください。

 

無在庫ネットショップの流れや意識することは理解できたけど、具体的な手法がわかりません、、、

本教材を更に深く掘り下げた内容は、明日から始まる「ネットショップ無在庫のメール講座」で解説していきます。興味のある方はそちらも合わせて参考にしてください。