3.資金を枯渇させないための仕入れ術
これから少ない資金で物販を始める人にはぜひ知っておいてほしい仕入れの基本をお教えします。
例えば、アパレル商材なんかは、仕入れた物が思うようなペースで売れずに商品が売れる季節が過ぎてしまった、なんてことがあります。
そうなってしまうと、売れない在庫、つまり不良在庫を抱えてしまうことになる。
このような事態に陥らないためにも、仕入れ方のポイントはしっかり押させておく必要があるのです。
さて、この仕入れ術は今回のメルカリ物販に合わせて、個人で小ロットで仕入れることを前提として見てください。
とは言っても、すごく単純なことです。まず、あなたがいくつか気になっている商材を1種類につき3個仕入れてください。
この3個が非常に重要な数字となります。
商品を3個仕入れるだけで売れる商品かどうかの確認はもちろん、商品自体の品質までわかってしまうのです。
詳しく説明すると、
(1)出品した商品が1つ売れた場合は需要はないがたまたま売れてしまった可能性が考えられます。
(2)そこで2個目を出品するのですが、それが売れた場合でも上記の可能性は否めません。
(3)ダメ押しで3個目を出品してまた売れるのであればその商材は売れるものとほぼ確信できます。
需要のないものを個人が販売して、立て続けに3個も売れることはあまり考えられません。
更に3個売れるまでの間隔が狭ければ狭いほど更に売れる商品だという可能性が高くなります。
そして、もう1つ重要なのがその商品の品質。
新規の顧客から複数種類を1つずつ仕入れると、仕入れ先の業者はサンプル購入だと考えるため、中でも特に品質の良いものを送ってきます。
この時点で、ここは優良な業者だと信じてしまってはいけません。
何故なら、明らかに個人レベルの数量を仕入れると、在庫処分も兼ねて粗悪品を送ってくる悪徳業者がいるからです。
粗悪品は処分するのが基本ですが、それだけ損失を出していることになるため、可能ならば売ってしまいたいのが業者の本音。
ですが、大量に購入してくれる企業やお得意様に粗悪品を送るのはリスクが高すぎるため、送ることはできません。
そこで、個人レベルで仕入れる客が粗悪品を送りつける標的となってしまうわけです。
もちろん全ての業者がこのような悪徳業者だとは言いません。ただ、想像以上に多いのもまた事実なのです。
3個という数字を注文して全てが良品質のものであれば、そもそも不良品を扱っていない優良業者の可能が非常に高い傾向にあります。
上記の条件を満たした場合のみ、一度にたくさん仕入れた方が送料の節約にもなりますから、次回からあなたの資金に相談して仕入れを行いましょう。